大韓航空機撃墜事件(だいかんこうくうきげきついじけん、英: Korean Air Lines Flight 007、朝: 대한항공 007편 격추 사건、露: Катастрофа Boeing 747 над Сахалином)は、1983年9月1日に大韓航空のボーイング747が、ソビエト連邦の領空を侵犯したために、ソ連防空軍の戦闘機により撃墜された事件のこと。乗員・乗客合わせて269人全員が死亡した。 なお、大韓航空はこの5年前にあたる1978年4月20日にも航法ミスでソ連領空(コラ半島上空)を侵犯し、ソ連軍機に迎撃され、2人が死亡、13人が負傷する事件を起こした(大韓航空機銃撃事件)。 日本で大韓航空機事件と呼ぶ場合、この事件の事を指す場合と、1987年11月29日の大韓航空機爆破事件のことを指す場合に分かれるが、両事件は全く異なる。