動力集中方式(どうりょくしゅうちゅうほうしき)とは、列車が1両ないし2両程度の動力車(車両内部に客室・荷物室等が全くない、または半分程度かそれ以下の機関車)によって、牽引または推進される方式のことである。日本では貨物列車を除いて数を大幅に減らしているが、世界中の多くの鉄道を走る列車のうち、貨物列車はほぼすべてこの方式で、旅客列車もこの方式によるものが多い。 動力集中方式を採用している旅客列車の例として、日本のブルートレインやフランスのTGVなどがあげられる。 フランスのTGVやドイツのICE 1、イギリスのHSTなどでは両端の動力車の間に付随客車を配置した固定編成が採用されており、この方式については準動力集中方式とも呼称される。 対をなす形態は動力分散方式である。