ピエール・ルヴェルディ(Pierre Reverdy、1889年9月11日 - 1960年6月17日)は、フランスの詩人。マックス・ジャコブ、ギヨーム・アポリネールとともに前衛芸術・文学雑誌『南北』を創刊し、主筆を務めた。特に同誌に掲載されたイマージュ論は、アンドレ・ブルトンを中心とするシュルレアリスム運動の理論化に大きな影響を及ぼした。また、キュビスムの詩人と称され、その美学論(リリスム)はピュリスムにも大きな影響を与えた。37歳でカトリックに帰依し、北西部サルト県のソレムに移り住み、詩的探求・創作に専念。ジョルジュ・ブラック、パブロ・ピカソ、フアン・グリスらキュビスムの画家との詩画集の制作は生涯にわたって続いた。