サン=ポル=ルー(Saint-Pol-Roux、1861年1月15日 - 1940年10月18日)は、フランス・プロヴァンス詩人、象徴主義の詩人・劇作家。イデオレアリスムに基づく詩論・演劇論を提唱。シュルレアリスムの先駆者と称され、ブルトン、アラゴン、エリュアールらがオマージュを捧げた。ナチス・ドイツから暴行を受け、未発表原稿の大半を焼却され、失意のうちに死去。忘れられた作家であったが、2010年頃から再評価され始めた。代表作に、彼が愛したブルターニュの地に因む全3巻の散文詩集『聖体行列の仮祭壇』、戯曲の大作『鎌をもつ貴婦人』などがある。