カリーニングラード(ロシア語:Калининград〔カリニングラート〕、ラテン文字転写の例:Kaliningrad )は、リトアニアとポーランドに挟まれたロシアの半飛び地であるカリーニングラード州最大の都市で行政中心部である。バルト海に面したヴィスワ・ラグーンの突端、プレゴリャ川沿いに位置し、バルト海に面したロシアとバルト三国唯一の不凍港である。2020年の人口は489,359人で、都市集積地には最大800,000人が居住している 。カリーニングラードは、北西連邦管区ではサンクトペテルブルクに次ぐ第2位、バルト地方では第3位、バルト海沿岸では第7位の都市である。 海や川の港を持つ交通の要衝として、ロシア海軍のバルチック艦隊司令部が置かれ、ロシアでも有数の工業都市である。コメルサントの雑誌「The Firm's Secret」では2012年、2013年、2014年にロシアで最高の都市とされ、「フォーブス」では2013年にロシアで最もビジネスに適した都市とされ、2019年にはMinstroyが発表した都市環境品質指数で5位にランクインしている。カリーニングラードは過去20年間、ロシア国内の主要な移住先となっており、2018 FIFA ワールド カップの開催都市の1つでもある。