オラン(フランス語: Oran、アラビア語: وهران/wahrān)は、アルジェリア北西部に位置する同国第2の都市である。2006年時点の人口は683,000人。オラン県の県都に定められている。「オラン」の名前は「二頭のライオン」を意味する言葉である。 アルジェリアの主要港の一つで、商業の中心地でもある。バーが建ち並び、夜毎にコンサートやダンスショーが催されるオランはアルジェリアの歓楽地の一つにも挙げられる。オラン市内には3つの大学があり、オランの旧市街部にはカスバ(城砦)や18世紀に建てられたモスク(寺院)などがある。また、アルベール・カミュの小説『ペスト』の舞台としても知られている。