ムールード・フェラウン(Mouloud Feraoun、1913年3月8日 - 1962年3月15日)はアルジェリアの作家。小学校教員をしながら小説を書き続け、故郷地方を舞台とする自伝的小説『貧者の息子』、植民地主義と文化変容の問題を描いた『大地と血』、続編『上り坂の道』の三部作を発表した。アルジェリア独立戦争下、エヴィアン協定締結の3日前に、アルジェリアの独立に反対する秘密軍事組織(OAS)によって殺害された。 同い年のアルジェリア生まれのノーベル文学賞受賞作家アルベール・カミュと親交が深く、また、作品のほとんどが師範学校の同窓生でフェミナ賞受賞作家・カミュの伝記作家のが創刊したスイユ社の地中海叢書として刊行された。 アルジェリアのアルジェ市文学大賞、フランスの受賞。