オクタン価(オクタンか)とは、ガソリンのエンジン内での自己着火のしにくさ、ノッキングの起こりにくさ(・アンチノック性)を示す数値である。オクタン価が高いほどノッキングが発生しにくい。 軽油等のディーゼル燃料においては、耐ディーゼルノック性を示す数値としてセタン価が利用される。セタン価60はオクタン価0に、セタン価0はオクタン価100に相当する(なお、値の増減が反対なのはガソリンエンジンのスパークノックは燃料が着火しやすいことによって起きるのに対し、ディーゼルエンジンのディーゼルノックは燃料が着火しにくいことによって起こるため)。