大野ダム(おおのダム)は、京都府南丹市美山町樫原、一級河川・由良川本流上流部に建設されたダムである。 高さ61.4メートルの重力式コンクリートダム。由良川の治水と出力1万1,000キロワットの水力発電を目的とした由良川総合開発事業の一環として内務省、後に建設省近畿地方建設局(現在の国土交通省近畿地方整備局)により計画・施工された京都府内初の多目的ダムであり、完成後は京都府に管理が移管された。ダムによって形成された人造湖は虹の湖(にじのみずうみ)と呼ばれ京都丹波高原国定公園に指定されているほか、北桑田郡美山町(現・南丹市)の推薦により財団法人ダム水源地環境整備センターが選定するダム湖百選に選ばれている。なお、同名のダムが北海道北斗市、岩手県九戸郡洋野町、山梨県上野原市にも存在する。