長谷寺銅板法華説相図(はせでら どうばん ほっけせっそうず)は、奈良県桜井市の長谷寺に伝わる7世紀の仏教工芸品。銅板の表面に『法華経』に説かれる宝塔出現の光景が図相化されている。銅板の下方には銘文があり、造立の由来などが陰刻され、その文中に、「敬造千仏多宝仏塔」とあることから、本銅板をとも呼ぶ。1963年(昭和38年)7月、国宝に指定された。指定名称は銅板法華説相図(千仏多宝仏塔)。所有者は長谷寺で、奈良国立博物館に寄託保管されている。