ヴァンガード (HMS Vanguard, 23) は、イギリス海軍が新標準艦隊で建造した戦艦。イギリス海軍が保有した最後の超弩級戦艦で、同型艦はない。建造を急ぐために、15インチ主砲はカレイジャス級巡洋戦艦から撤去したものを、機関部はライオン級戦艦に搭載予定のものを流用した。デンマーク海峡海戦で撃沈された巡洋戦艦フッド (HMS Hood) の代艦という側面もあったが、完成は第二次世界大戦終結後となった。ヴァンガードはイギリス海軍の伝統的な艦名であり、甲鉄艦 (Ironclad warship) としては3代目である。