ハンコック(USS Hancock, CV/CVA-19)は、アメリカ海軍の航空母艦。エセックス級航空母艦としては9番目に就役した。 エセックス級のうち艦首延長等の改修を踏まえて建造された艦は、非公式ながら「長船体型("long-hull group") 」「タイコンデロガ級航空母艦」といった呼称・分類がなされることもあるが、本艦はその中で最初に竣工した。また、飛行甲板の短縮(艦首のボフォース 40mm機銃およびMk.51 射撃指揮装置の視界確保のため先端が切り詰められている)、飛行甲板左舷の切り欠き(左舷に設置するMk.37 砲射撃指揮装置の視界確保のため少しくびれた形状になっている)といった設計変更も実施されたが、この特徴は同艦と「タイコンデロガ」にのみ見られるものである。 艦名はアメリカ独立の功労者ジョン・ハンコックに因み、その名を持つ艦としては4隻目。「ファイティング・ハナ(Hannah)」の愛称をもつ。