タイコンデロガ (USS Ticonderoga, CV/CVA/CVS-14) は、アメリカ海軍のエセックス級航空母艦で、同級空母としては10番目に就役した。 エセックス級のうち後期に建造された15隻は、1943年の対空火器改善計画により、艦首を延長して機銃座を増設する等の設計変更を踏まえて建造されている。このため、「長船体型(a long-bow unit)」「ロングハル」あるいは本艦を一番艦(ただし起工は「シャングリラ」、竣工は「ハンコック」のほうが早い)として「タイコンデロガ級航空母艦」と呼称・分類することがある。もっともこれは非公式な分類であり、アメリカ海軍では区別せず全て「エセックス級」として扱っている。 また、飛行甲板の短縮(艦首のボフォース 40mm機関砲およびMk.51 射撃指揮装置の視界確保のため先端が切り詰められている)、飛行甲板左舷の切り欠き(左舷に設置するMk.37 砲射撃指揮装置の視界確保のため少しくびれた形状になっている)といった設計変更も実施されたが、この特徴は同艦とハンコックにのみ見られるものである。 艦名はアメリカ独立戦争時の古戦場に由来し、18世紀にニューヨーク州北部に作られた「タイコンデロガ要塞」から取られている。イロコイの言葉で「二つの水に挟まれた場所」の意味がある。その名を持つ艦としては4隻目。「ビッグT」「ティコ」等の愛称で呼ばれた。

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  • タイコンデロガ (USS Ticonderoga, CV/CVA/CVS-14) は、アメリカ海軍のエセックス級航空母艦で、同級空母としては10番目に就役した。 エセックス級のうち後期に建造された15隻は、1943年の対空火器改善計画により、艦首を延長して機銃座を増設する等の設計変更を踏まえて建造されている。このため、「長船体型(a long-bow unit)」「ロングハル」あるいは本艦を一番艦(ただし起工は「シャングリラ」、竣工は「ハンコック」のほうが早い)として「タイコンデロガ級航空母艦」と呼称・分類することがある。もっともこれは非公式な分類であり、アメリカ海軍では区別せず全て「エセックス級」として扱っている。 また、飛行甲板の短縮(艦首のボフォース 40mm機関砲およびMk.51 射撃指揮装置の視界確保のため先端が切り詰められている)、飛行甲板左舷の切り欠き(左舷に設置するMk.37 砲射撃指揮装置の視界確保のため少しくびれた形状になっている)といった設計変更も実施されたが、この特徴は同艦とハンコックにのみ見られるものである。 艦名はアメリカ独立戦争時の古戦場に由来し、18世紀にニューヨーク州北部に作られた「タイコンデロガ要塞」から取られている。イロコイの言葉で「二つの水に挟まれた場所」の意味がある。その名を持つ艦としては4隻目。「ビッグT」「ティコ」等の愛称で呼ばれた。 (ja)
  • タイコンデロガ (USS Ticonderoga, CV/CVA/CVS-14) は、アメリカ海軍のエセックス級航空母艦で、同級空母としては10番目に就役した。 エセックス級のうち後期に建造された15隻は、1943年の対空火器改善計画により、艦首を延長して機銃座を増設する等の設計変更を踏まえて建造されている。このため、「長船体型(a long-bow unit)」「ロングハル」あるいは本艦を一番艦(ただし起工は「シャングリラ」、竣工は「ハンコック」のほうが早い)として「タイコンデロガ級航空母艦」と呼称・分類することがある。もっともこれは非公式な分類であり、アメリカ海軍では区別せず全て「エセックス級」として扱っている。 また、飛行甲板の短縮(艦首のボフォース 40mm機関砲およびMk.51 射撃指揮装置の視界確保のため先端が切り詰められている)、飛行甲板左舷の切り欠き(左舷に設置するMk.37 砲射撃指揮装置の視界確保のため少しくびれた形状になっている)といった設計変更も実施されたが、この特徴は同艦とハンコックにのみ見られるものである。 艦名はアメリカ独立戦争時の古戦場に由来し、18世紀にニューヨーク州北部に作られた「タイコンデロガ要塞」から取られている。イロコイの言葉で「二つの水に挟まれた場所」の意味がある。その名を持つ艦としては4隻目。「ビッグT」「ティコ」等の愛称で呼ばれた。 (ja)
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  • タイコンデロガ (USS Ticonderoga, CV/CVA/CVS-14) は、アメリカ海軍のエセックス級航空母艦で、同級空母としては10番目に就役した。 エセックス級のうち後期に建造された15隻は、1943年の対空火器改善計画により、艦首を延長して機銃座を増設する等の設計変更を踏まえて建造されている。このため、「長船体型(a long-bow unit)」「ロングハル」あるいは本艦を一番艦(ただし起工は「シャングリラ」、竣工は「ハンコック」のほうが早い)として「タイコンデロガ級航空母艦」と呼称・分類することがある。もっともこれは非公式な分類であり、アメリカ海軍では区別せず全て「エセックス級」として扱っている。 また、飛行甲板の短縮(艦首のボフォース 40mm機関砲およびMk.51 射撃指揮装置の視界確保のため先端が切り詰められている)、飛行甲板左舷の切り欠き(左舷に設置するMk.37 砲射撃指揮装置の視界確保のため少しくびれた形状になっている)といった設計変更も実施されたが、この特徴は同艦とハンコックにのみ見られるものである。 艦名はアメリカ独立戦争時の古戦場に由来し、18世紀にニューヨーク州北部に作られた「タイコンデロガ要塞」から取られている。イロコイの言葉で「二つの水に挟まれた場所」の意味がある。その名を持つ艦としては4隻目。「ビッグT」「ティコ」等の愛称で呼ばれた。 (ja)
  • タイコンデロガ (USS Ticonderoga, CV/CVA/CVS-14) は、アメリカ海軍のエセックス級航空母艦で、同級空母としては10番目に就役した。 エセックス級のうち後期に建造された15隻は、1943年の対空火器改善計画により、艦首を延長して機銃座を増設する等の設計変更を踏まえて建造されている。このため、「長船体型(a long-bow unit)」「ロングハル」あるいは本艦を一番艦(ただし起工は「シャングリラ」、竣工は「ハンコック」のほうが早い)として「タイコンデロガ級航空母艦」と呼称・分類することがある。もっともこれは非公式な分類であり、アメリカ海軍では区別せず全て「エセックス級」として扱っている。 また、飛行甲板の短縮(艦首のボフォース 40mm機関砲およびMk.51 射撃指揮装置の視界確保のため先端が切り詰められている)、飛行甲板左舷の切り欠き(左舷に設置するMk.37 砲射撃指揮装置の視界確保のため少しくびれた形状になっている)といった設計変更も実施されたが、この特徴は同艦とハンコックにのみ見られるものである。 艦名はアメリカ独立戦争時の古戦場に由来し、18世紀にニューヨーク州北部に作られた「タイコンデロガ要塞」から取られている。イロコイの言葉で「二つの水に挟まれた場所」の意味がある。その名を持つ艦としては4隻目。「ビッグT」「ティコ」等の愛称で呼ばれた。 (ja)
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  • タイコンデロガ (空母) (ja)
  • タイコンデロガ (空母) (ja)
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