シディ(モンゴル語: Šidi,? - ?)とは、13世紀後半にモンゴル帝国に仕えたジャライル部国王ムカリ家出身の領侯(ノヤン)。東アジア史上初めて軍団を率いて黒竜江下流域(ヌルガン)まで出兵し、ウェジ・ギレミといった諸族を服属させたことで知られる。シデ(Šide)とも。 『元史』などの漢文史料では碩徳(shídé)と表記される。