ナヤン(モンゴル語: Nayan、生没年不詳)とは、13世紀半ばにモンゴル帝国に仕えたジャライル部出身の領侯(ノヤン)。第4代皇帝モンケから兄を差し置いてムカリ国王家当主となるよう要請されたが、あくまで兄を立てることを譲らず、その補佐に徹したことで知られる。 『元史』などの漢文史料では乃燕(nǎiyàn)と表記される。