ノヤン(モンゴル語: ᠨᠣᠶᠠᠨ/ноён/noyan,中国語: 那顔)とは中世モンゴルにおいて貴族(支配者)層を指す単語。元々は部族会議(クリルタイ)に列席しうる部族の有力者を指す言葉であったが、後には遊牧集団の領主、官僚貴族の呼称としても用いられた。「ノヤン」はテュルク諸語におけるベグ(beg〜bey)と同義の言葉でもある。