日本住血吸虫(にほんじゅうけつきゅうちゅう、学名:Schistosoma japonicum)は、扁形動物門吸虫綱二生吸虫亜綱有壁吸虫目住血吸虫科住血吸虫属に属する動物。哺乳類の門脈内に寄生する寄生虫の一種である。日本住血吸虫がヒトに寄生することにより起こる疾患を日本住血吸虫症という。 中間宿主は淡水(水田や側溝、ため池)に生息する小型の巻貝のミヤイリガイ(別名カタヤマガイ)。最終宿主はヒト、ネコ、イヌ、ウシなどの様々な哺乳類である。 分布は日本を含む東アジア、東南アジア。かつては日本が分布の北限であった。日本では、寄生虫病予防法(1932年-1994年)により、日本住血吸虫病の有病地(発生地)を都道府県知事が告示していた。