イツマデガイ属はイツマデガイ科に属し陸上に棲む小型の巻貝である。貝殻の外観が似たミズツボ科とは軟体部の構造が異なる。イツマデガイは江戸時代中期の『渚の丹敷』に佐渡産として記載されているが、名前の由来については不明。同じ科のシブキツボや日本住血吸虫の中間宿主として知られる淡水生のミヤイリガイ (カタヤマガイ)と近縁である。