吃音(きつおん、英: stuttering,stammering)とは、言葉が円滑に話せない、スムーズに言葉が出てこないこと。非流暢発話状態のひとつ。 構音障害・言い淀みなどとは区別されるが、合併する場合もある。 吃音には、幼児期から始まる発達性吃音と、発達性吃音のなかった人に脳の疾病や精神的・心理的な問題によって引き起こる獲得性吃音がある。 「発語時に言葉が連続して発せられる(連発)」、「瞬間あるいは一時的に無音状態が続く(難発)」「語頭を伸ばして発音してしまう(延発)」などの症状を示す。WHO(世界保健機関)の疾病分類ICD-10では、吃音であり、米国精神医学会の以前のDSM-IVでは吃音、2013年のDSM-5(『精神障害の診断と統計マニュアル』第5版)では 小児期発症流暢症/小児期発症流暢障害(吃音)と障害が併記され、英語表記で、Childhood‒Onset Fluency Disorder (Stuttering) の診断名である。 日本国内においては吃音症、どもりとも言われているが、特に近年「どもり」は差別用語や放送禁止用語とみなされており、公の場で使われなくなってきている。 吃音の治療法や支援方法については、「吃音#治療・矯正」を参照。

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  • 吃音(きつおん、英: stuttering,stammering)とは、言葉が円滑に話せない、スムーズに言葉が出てこないこと。非流暢発話状態のひとつ。 構音障害・言い淀みなどとは区別されるが、合併する場合もある。 吃音には、幼児期から始まる発達性吃音と、発達性吃音のなかった人に脳の疾病や精神的・心理的な問題によって引き起こる獲得性吃音がある。 「発語時に言葉が連続して発せられる(連発)」、「瞬間あるいは一時的に無音状態が続く(難発)」「語頭を伸ばして発音してしまう(延発)」などの症状を示す。WHO(世界保健機関)の疾病分類ICD-10では、吃音であり、米国精神医学会の以前のDSM-IVでは吃音、2013年のDSM-5(『精神障害の診断と統計マニュアル』第5版)では 小児期発症流暢症/小児期発症流暢障害(吃音)と障害が併記され、英語表記で、Childhood‒Onset Fluency Disorder (Stuttering) の診断名である。 日本国内においては吃音症、どもりとも言われているが、特に近年「どもり」は差別用語や放送禁止用語とみなされており、公の場で使われなくなってきている。 吃音の治療法や支援方法については、「吃音#治療・矯正」を参照。 (ja)
  • 吃音(きつおん、英: stuttering,stammering)とは、言葉が円滑に話せない、スムーズに言葉が出てこないこと。非流暢発話状態のひとつ。 構音障害・言い淀みなどとは区別されるが、合併する場合もある。 吃音には、幼児期から始まる発達性吃音と、発達性吃音のなかった人に脳の疾病や精神的・心理的な問題によって引き起こる獲得性吃音がある。 「発語時に言葉が連続して発せられる(連発)」、「瞬間あるいは一時的に無音状態が続く(難発)」「語頭を伸ばして発音してしまう(延発)」などの症状を示す。WHO(世界保健機関)の疾病分類ICD-10では、吃音であり、米国精神医学会の以前のDSM-IVでは吃音、2013年のDSM-5(『精神障害の診断と統計マニュアル』第5版)では 小児期発症流暢症/小児期発症流暢障害(吃音)と障害が併記され、英語表記で、Childhood‒Onset Fluency Disorder (Stuttering) の診断名である。 日本国内においては吃音症、どもりとも言われているが、特に近年「どもり」は差別用語や放送禁止用語とみなされており、公の場で使われなくなってきている。 吃音の治療法や支援方法については、「吃音#治療・矯正」を参照。 (ja)
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  • 筋弛緩作用の強いベンゾジアゼピン系抗不安薬では効果が上げられているとされているものの、抗不安作用は強いが筋弛緩作用の弱いベンゾジアゼピン系抗不安薬は、却って吃音症を一時的にせよ重症化させる傾向性が見られるとする報告例がある。また、筋弛緩作用が強いフルニトラゼパム、筋弛緩作用が弱いフルトプラゼパムも一時的ながら吃音症を重症化させることが多いとされる。更に、ベンゾジアゼピン系抗不安薬に慣れていない吃音者では作用の弱いベンゾジアゼピン系抗不安薬に依っても却って吃音の重症化が起こり得るとされ、ベンゾジアゼピン系抗不安薬の服用に慣れていない吃音者(とくに女性の吃音者)には作用が弱いベンゾジアゼピン系抗不安薬から始めるべきとする報告例もある (ja)
  • 日本音声言語医学会は吃音は広義の意味で構音障害の一つと考えており、保険治療の対象になるという立場である (ja)
  • また、ベンゾジアゼピン系抗不安薬が効くのは一部のてんかん素因を持つ吃音者に限られるとも考えられる。吃音とは部分てんかんであるとの意見も存在する (ja)
  • SSRI は神経接合部の変性作用があり、その変性作用は永続的である。抗精神病薬・抗てんかん薬・ベンゾジアゼピン系抗不安薬には神経接合部の永久的変性作用はない。それ故に、抗精神病薬・抗てんかん薬・ベンゾジアゼピン系抗不安薬が吃音に効いたとしても、それは一時的効果に留まる (ja)
  • 現在は、抗てんかん薬であるLevetiracetam(イーケプラ)が吃音に効いたという論文が散見されるが、これは欧州ではSSRIsが、うつ病性障害・不安障害に効かないとの認識が強まり、SSRIsが余り使用されなくなっていることに起因する。Levetiracetam(イーケプラ)が吃音を一時的にせよ改善しするという報告が散見されるのみで、他の抗てんかん薬が吃音を改善したという報告は存在しない (ja)
  • 診断は、吃音の治療を手がけているST(言語聴覚士)がいる耳鼻咽喉科などの医師が行う。また神経内科などでも医師に吃音の知識があり、吃音治療を行うSTがいれば診断可能な場合がある。精神科や心療内科などでも、通院・在宅精神療法や投薬治療を受けず、初診料と再診料のみの診療報酬請求しか行わないならば、吃音症のみの診断名で基本的には受診可能である (ja)
  • 丹田部に力を入れ、第一語を引き伸ばしてゆっくり話す抑制法や、楽にどもりながら話すバウンズ法(修正法)など (ja)
  • 軽くどもりながらスピーチして馴化させたり、どもって緊張した場面や、訥言(どもり易い苦手な言葉)や嫌な場面を想像し、難易度や不安感の低い順に、抑制法や修正法などを交えながら発声訓練する矯正法。6 - 8名での訓練が効率的で効果的とされる。行動療法の一つ (ja)
  • ベンゾジアゼピン系抗不安薬は水などで胃の中に落とすと効果発現まで時間が掛かるが、口腔内溶解し口腔粘膜より吸収させると速く効果発現するため喋る必要がある直前に口腔内溶解することを好む者も存在する(多くは簡単に口腔内で溶解する) (ja)
  • 他のベンゾジアゼピン系抗不安薬には抗コリン作用は有っても極僅かである(ベンゾジアゼピン系抗不安薬に抗コリン作用が有る、無い、と議論されていた時代がある)。吃音が却って悪化するalprazolam(ソラナックス)が欧米では習慣性が低い(欧米は麻薬の被害が非常に大きいため、習慣性の有る薬剤を非常に忌み嫌う傾向が強い)と非常に頻用されるため、欧米ではベンゾジアゼピン系抗不安薬は吃音の治療に考慮されていない可能性が考えられる (ja)
  • これは2006年の診療報酬改定の際に、厚労省と言語聴覚士協会が正式合意したものである (ja)
  • ベンゾジアゼピン系抗不安薬による改善報告は一つも見られない。これは欧米ではベンゾジアゼピン系抗不安薬が準麻薬扱いされている国が多く、さらに欧米の論文は英国を拠点としているが、ベンゾジアゼピン系抗不安薬忌避運動の中心が英国である (ja)
  • 欧州の報告では、吃音にはSSRI 、その中でもparoxetine(パキシル)による改善報告が非常に多い。これはSSRIsの中でパキシルが一番強力(そのため副作用も強いと有名であるが)な為と思われる。他のSSRIsでは改善報告と却って少し悪化したという報告が混在していることが多い。欧州では吃音の薬と言えばSSRIsと一般の人も認知していることが多い。欧州の掲示板には吃音者が「SSRIsを貰いに行こうか迷っている」との書き込みが散見される (ja)
  • 欧州では20歳代の女性が、パキシルをある不安障害(強迫性障害)のため服用していたが、服用1年3ヶ月後、偶発的に吃音が劇的に改善していた、などとの報告が多い。このようにある不安障害のためにSSRIsを服用していて偶発的に吃音が改善していたという報告が多い (ja)
  • 吃音者の多くがどのような薬種を服用しているかといったデータがない (ja)
  • alprazolam(ソラナックス)は依存性が少ないためと思われるが、欧米でも比較的頻用されるが、抗コリン作用が強く、吃音が一時的にせよ却って重症化することは有名(この論文も存在する)である。他のベンゾジアゼピン系抗不安薬で抗コリン作用を持つものは一番最初に開発されたベンゾジアゼピン系抗不安薬である diazepam(ジアゼパム)であるが、alprazolam(アルプラゾラム)より弱い抗コリン作用である (ja)
  • 欧州と米国では吃音の治療法が異なる。欧州はSSRIsしか用いられないが、米国では抗精神病薬も用いられる。これは米国の吃音界の中心者が抗精神病薬が効くと強く主張するからである(このように人により、効く薬剤は様々である)。故にネット上、米国での抗精神病薬による治療法ばかりが目に付くようになっている (ja)
  • paroxetine(パキシル)では数週間で吃音が寛解し、服用を止めたら吃音が再燃した、という報告が有る。しかし、神経接合部の永久的変性(吃音の完全寛解)のためには1年以上の継続的服用が必要である (ja)
  • 筋弛緩作用の強いベンゾジアゼピン系抗不安薬では効果が上げられているとされているものの、抗不安作用は強いが筋弛緩作用の弱いベンゾジアゼピン系抗不安薬は、却って吃音症を一時的にせよ重症化させる傾向性が見られるとする報告例がある。また、筋弛緩作用が強いフルニトラゼパム、筋弛緩作用が弱いフルトプラゼパムも一時的ながら吃音症を重症化させることが多いとされる。更に、ベンゾジアゼピン系抗不安薬に慣れていない吃音者では作用の弱いベンゾジアゼピン系抗不安薬に依っても却って吃音の重症化が起こり得るとされ、ベンゾジアゼピン系抗不安薬の服用に慣れていない吃音者(とくに女性の吃音者)には作用が弱いベンゾジアゼピン系抗不安薬から始めるべきとする報告例もある (ja)
  • 日本音声言語医学会は吃音は広義の意味で構音障害の一つと考えており、保険治療の対象になるという立場である (ja)
  • また、ベンゾジアゼピン系抗不安薬が効くのは一部のてんかん素因を持つ吃音者に限られるとも考えられる。吃音とは部分てんかんであるとの意見も存在する (ja)
  • SSRI は神経接合部の変性作用があり、その変性作用は永続的である。抗精神病薬・抗てんかん薬・ベンゾジアゼピン系抗不安薬には神経接合部の永久的変性作用はない。それ故に、抗精神病薬・抗てんかん薬・ベンゾジアゼピン系抗不安薬が吃音に効いたとしても、それは一時的効果に留まる (ja)
  • 現在は、抗てんかん薬であるLevetiracetam(イーケプラ)が吃音に効いたという論文が散見されるが、これは欧州ではSSRIsが、うつ病性障害・不安障害に効かないとの認識が強まり、SSRIsが余り使用されなくなっていることに起因する。Levetiracetam(イーケプラ)が吃音を一時的にせよ改善しするという報告が散見されるのみで、他の抗てんかん薬が吃音を改善したという報告は存在しない (ja)
  • 診断は、吃音の治療を手がけているST(言語聴覚士)がいる耳鼻咽喉科などの医師が行う。また神経内科などでも医師に吃音の知識があり、吃音治療を行うSTがいれば診断可能な場合がある。精神科や心療内科などでも、通院・在宅精神療法や投薬治療を受けず、初診料と再診料のみの診療報酬請求しか行わないならば、吃音症のみの診断名で基本的には受診可能である (ja)
  • 丹田部に力を入れ、第一語を引き伸ばしてゆっくり話す抑制法や、楽にどもりながら話すバウンズ法(修正法)など (ja)
  • 軽くどもりながらスピーチして馴化させたり、どもって緊張した場面や、訥言(どもり易い苦手な言葉)や嫌な場面を想像し、難易度や不安感の低い順に、抑制法や修正法などを交えながら発声訓練する矯正法。6 - 8名での訓練が効率的で効果的とされる。行動療法の一つ (ja)
  • ベンゾジアゼピン系抗不安薬は水などで胃の中に落とすと効果発現まで時間が掛かるが、口腔内溶解し口腔粘膜より吸収させると速く効果発現するため喋る必要がある直前に口腔内溶解することを好む者も存在する(多くは簡単に口腔内で溶解する) (ja)
  • 他のベンゾジアゼピン系抗不安薬には抗コリン作用は有っても極僅かである(ベンゾジアゼピン系抗不安薬に抗コリン作用が有る、無い、と議論されていた時代がある)。吃音が却って悪化するalprazolam(ソラナックス)が欧米では習慣性が低い(欧米は麻薬の被害が非常に大きいため、習慣性の有る薬剤を非常に忌み嫌う傾向が強い)と非常に頻用されるため、欧米ではベンゾジアゼピン系抗不安薬は吃音の治療に考慮されていない可能性が考えられる (ja)
  • これは2006年の診療報酬改定の際に、厚労省と言語聴覚士協会が正式合意したものである (ja)
  • ベンゾジアゼピン系抗不安薬による改善報告は一つも見られない。これは欧米ではベンゾジアゼピン系抗不安薬が準麻薬扱いされている国が多く、さらに欧米の論文は英国を拠点としているが、ベンゾジアゼピン系抗不安薬忌避運動の中心が英国である (ja)
  • 欧州の報告では、吃音にはSSRI 、その中でもparoxetine(パキシル)による改善報告が非常に多い。これはSSRIsの中でパキシルが一番強力(そのため副作用も強いと有名であるが)な為と思われる。他のSSRIsでは改善報告と却って少し悪化したという報告が混在していることが多い。欧州では吃音の薬と言えばSSRIsと一般の人も認知していることが多い。欧州の掲示板には吃音者が「SSRIsを貰いに行こうか迷っている」との書き込みが散見される (ja)
  • 欧州では20歳代の女性が、パキシルをある不安障害(強迫性障害)のため服用していたが、服用1年3ヶ月後、偶発的に吃音が劇的に改善していた、などとの報告が多い。このようにある不安障害のためにSSRIsを服用していて偶発的に吃音が改善していたという報告が多い (ja)
  • 吃音者の多くがどのような薬種を服用しているかといったデータがない (ja)
  • alprazolam(ソラナックス)は依存性が少ないためと思われるが、欧米でも比較的頻用されるが、抗コリン作用が強く、吃音が一時的にせよ却って重症化することは有名(この論文も存在する)である。他のベンゾジアゼピン系抗不安薬で抗コリン作用を持つものは一番最初に開発されたベンゾジアゼピン系抗不安薬である diazepam(ジアゼパム)であるが、alprazolam(アルプラゾラム)より弱い抗コリン作用である (ja)
  • 欧州と米国では吃音の治療法が異なる。欧州はSSRIsしか用いられないが、米国では抗精神病薬も用いられる。これは米国の吃音界の中心者が抗精神病薬が効くと強く主張するからである(このように人により、効く薬剤は様々である)。故にネット上、米国での抗精神病薬による治療法ばかりが目に付くようになっている (ja)
  • paroxetine(パキシル)では数週間で吃音が寛解し、服用を止めたら吃音が再燃した、という報告が有る。しかし、神経接合部の永久的変性(吃音の完全寛解)のためには1年以上の継続的服用が必要である (ja)
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  • 吃音(きつおん、英: stuttering,stammering)とは、言葉が円滑に話せない、スムーズに言葉が出てこないこと。非流暢発話状態のひとつ。 構音障害・言い淀みなどとは区別されるが、合併する場合もある。 吃音には、幼児期から始まる発達性吃音と、発達性吃音のなかった人に脳の疾病や精神的・心理的な問題によって引き起こる獲得性吃音がある。 「発語時に言葉が連続して発せられる(連発)」、「瞬間あるいは一時的に無音状態が続く(難発)」「語頭を伸ばして発音してしまう(延発)」などの症状を示す。WHO(世界保健機関)の疾病分類ICD-10では、吃音であり、米国精神医学会の以前のDSM-IVでは吃音、2013年のDSM-5(『精神障害の診断と統計マニュアル』第5版)では 小児期発症流暢症/小児期発症流暢障害(吃音)と障害が併記され、英語表記で、Childhood‒Onset Fluency Disorder (Stuttering) の診断名である。 日本国内においては吃音症、どもりとも言われているが、特に近年「どもり」は差別用語や放送禁止用語とみなされており、公の場で使われなくなってきている。 吃音の治療法や支援方法については、「吃音#治療・矯正」を参照。 (ja)
  • 吃音(きつおん、英: stuttering,stammering)とは、言葉が円滑に話せない、スムーズに言葉が出てこないこと。非流暢発話状態のひとつ。 構音障害・言い淀みなどとは区別されるが、合併する場合もある。 吃音には、幼児期から始まる発達性吃音と、発達性吃音のなかった人に脳の疾病や精神的・心理的な問題によって引き起こる獲得性吃音がある。 「発語時に言葉が連続して発せられる(連発)」、「瞬間あるいは一時的に無音状態が続く(難発)」「語頭を伸ばして発音してしまう(延発)」などの症状を示す。WHO(世界保健機関)の疾病分類ICD-10では、吃音であり、米国精神医学会の以前のDSM-IVでは吃音、2013年のDSM-5(『精神障害の診断と統計マニュアル』第5版)では 小児期発症流暢症/小児期発症流暢障害(吃音)と障害が併記され、英語表記で、Childhood‒Onset Fluency Disorder (Stuttering) の診断名である。 日本国内においては吃音症、どもりとも言われているが、特に近年「どもり」は差別用語や放送禁止用語とみなされており、公の場で使われなくなってきている。 吃音の治療法や支援方法については、「吃音#治療・矯正」を参照。 (ja)
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