青ヶ島(あおがしま)は、伊豆諸島に属する火山島で、本諸島の有人島としては最南端にある。日本の気象庁によって火山活動度ランクCの活火山に指定されており、また、常時観測火山にも選定されている。全島が東京都青ヶ島村に属し、住所は全世帯で無番地である。産業に乏しく本土との往来も難しいため、人口減少が続いており、2021年6月20日においては166人しかしていない。現在、青ヶ島村は日本で一番人口が少ない村となっている。 元々は知名度の低い島であったが、外輪山によって周囲の海から隔てられ、カルデラ底が陸上に露出しているという特異な地形を持つことから、アメリカの著名な組織がオンラインの記事で取り上げたことで、世界中から注目を浴びるに至った。 青ヶ島よりも南方には、ベヨネース列岩、須美寿島、鳥島、孀婦岩といった岩や無人島が順に並んでおり、漁場や自然保護区となっているが、切り立った崖ばかりで上陸が難しいことと、青ヶ島以上に海が荒れやすいため一般人が訪れることは難しい。