2013年の台風(2013ねんのたいふう、太平洋北西部で発生した熱帯低気圧)のデータ。 台風1号は早くも1月3日に発生し、1951年の統計開始以来6番目の早さであった。その後8月までは平年並みの発生数となっていたが、9月と10月に平年を上回る月間7個の台風が発生したため、台風の発生数は31個(平年値25.6個)に達し、1994年(平成6年)以来19年ぶりに、年間発生数が30個を越えた。10月に発生した7個は1951年(昭和26年)以降でもっとも多く、1984年(昭和59年)・1992年(平成4年)と並んだ。 日本へは6月の台風3号から10月の台風28号まで14個の台風が接近し、2個が上陸(いずれも9月)している。この上陸数は平年(2.7個)よりも少なめであったが、秋に本土に接近する台風が多く、特に10月の接近数6個は過去最多となった。 また、100個に1個の確率とされてきた東経180度線越えの越境台風が2つ連続で(13号・14号)発生した。 9月に愛知県に上陸した台風18号では、同年8月から運用開始となった特別警報が、初めて発表された。 10月に関東地方に接近した台風26号では、伊豆諸島の伊豆大島で豪雨による土石流が発生し、大きな被害が出た。 11月の台風30号は「スーパー台風」となってフィリピンを直撃し、記録的な高潮を発生させて、6,000人を越す犠牲者を出すなど甚大な被害をもたらした。