岡上 菊栄(おかのうえ きくえ、1867年10月2日〈慶応3年9月5日〉 - 1947年〈昭和22年〉12月14日)は、日本の社会福祉活動家。高知県高知市の児童養護施設である高知博愛園(こうちはくあいえん)の初代園母(園長)。40年以上にわたって恵まれない子供たちの保護と育成に尽くし、明治時代から昭和時代にかけて、社会事業に一生を捧げた。 土佐郡上街本町(後の高知県高知市上町)出身。父は土佐山内氏の御典医である岡上樹庵。母は樹庵の妻の坂本乙女とする説と、樹庵の側女である公文婦喜(くもん ふき)とする説があり、前者であれば菊栄は乙女の弟である坂本龍馬の姪にあたることになる。