ロジャー・ジョゼフ・イーバート(Roger Joseph Ebert、1942年6月18日 - 2013年4月4日)は、エミー賞にもノミネートされたアメリカ合衆国の映画評論家、テレビ司会者、作家。新聞、テレビ番組、著作、講演活動や教授職、自身のウェブサイトを通じて多くの人々に映画の観方や受容の仕方を紹介したり知られざる名作を紹介したりするなどアメリカで最も有名で、信頼される映画評論家であった。かつ、新作映画評での手厳しさから映画関係者には非常に恐れられていた。 イーバートは1967年以来、シカゴ・サンタイムズで映画評を執筆しており、アメリカ内外の200以上の新聞に配信されていた。1975年にはこの連載に対し、映画評論家としてはじめてピューリッツァー賞の批評部門を受賞した。また23年間に渡りジーン・シスケル(1946年 - 1999年)と共に映画を批評するテレビ番組の司会を務め、シスケルの死後はリチャード・ローパーとコンビを組んで司会を続けていた。著書は、毎年発行している年鑑も含め15冊以上を数えている。1999年からはイリノイ州シャンペーンで毎年映画祭も主催していた。