ユトレヒト(オランダ語: Utrecht [ˈytrɛxt] ユトレフト)は、オランダ・ユトレヒト州にある基礎自治体(ヘメーンテ)。オランダ第4の都市であり、ユトレヒト州の州都でもある。首都アムステルダムから30キロほど南に位置する。漢字表記は兀度列希土。 ユトレヒトは8世紀よりオランダの宗教の中心であった。現在でもオランダ・カトリック教会で最も重要な地位をユトレヒト大司教が担っている。また、復古カトリック教会の大主教座や、プロテスタント教会の教区事務所もユトレヒトに置かれている。ユトレヒトは、17世紀に始まったオランダ黄金時代にアムステルダムにその座を奪われるまで、オランダで最も重要な都市であった。 また、ユトレヒトにはオランダ最大の大学であるユトレヒト大学が置かれていたり、国土のほぼ中央付近という地理的条件より、各地からの道路や鉄道網の重要な結節点となっている。