ネッカーズルム (ドイツ語: Neckarsulm, ドイツ語発音: [nɛkarˈzʊlm]、アレマン語: Neckersulm) は、ドイツ連邦共和国バーデン=ヴュルテンベルク州北部ハイルブロン郡に属す都市で、ハイルブロン市の北約6kmに位置している。市の名前は、ズルム川がネッカー川に合流する河口に位置することによる。 ネッカーズルムは、771年に初めて文献に登場し、1300年頃に都市権を得た。1484年に領土交換で、その後300年にわたりこの地を統治することになるドイツ騎士団領となった。古くは、ワイン製造が主要産業であったが、19世紀後期に工業都市となった。この都市は、1950年代中頃には世界最大のオートバイメーカーであったNSUが本拠とし、同じ頃に大規模なモータースポーツイベントを成功させたことで、その名を知られる。ネッカーズルムにおけるNSUの伝統は、アウディに引き継がれ、13,500人が従事するその工場は 、この都市最大の雇用者となっている。 ネッカーズルムの人口は、27,000人を超え、ハイルブロン郡最大にして、経済上最も重要な都市であるとともに、シュトゥットガルト大都市圏外部の中級中心都市となっている。1973年1月1日からネッカーズルムはに指定された。