お猿畠の大切岸(おさるばたけのおおきりぎし)は、神奈川県鎌倉市と逗子市の境をなす丘陵尾根の斜面に、約800メートルに渡って人工的に造られた断崖地形である。国の史跡・名越切通の一部。中世鎌倉を城郭都市・鎌倉城と見なし、その外縁を守る切岸(斜面を切り落として外敵の侵入を防ぐ防御施設)だったとする説もあるが、2002年(平成14年)に行われた発掘調査で、土木・建築用石材の石切場(採石場)であることが判明した。