バーゼル(独: Basel、仏: Bâle、伊: Basilea(バール))は、スイスの都市。バーゼル=シュタット準州の州都。 バーゼルはスイスの北西部、ライン川沿いに位置する。 チューリッヒ、ジュネーブに次ぐスイス第3の都市で、ライン川の終着点でもあり、川の先端には大型船が通れる港がある。この街はドイツ語圏に属しているが、フランス語を話す人も多い。 バーゼルはスイス第3の都市にして中世から学芸と文化の中心地である。バーゼル=シュタット州には、合計40に近い美術館・博物館があり、ヨーロッパ最大の文化センターのひとつとなっている。なかでも Kunstmuseum Basel は、1661年に市が取得したコレクションが核となって生まれた、ヨーロッパ最初の一般公開の美術館で、現在スイスで最も重要な絵画コレクションを擁している。 1460年、バーゼルにスイス初の大学が設立され、数世紀にわたり、 エラスムス、 レオンハルト・オイラー、 ヤコブ・ブルクハルト、 フリードリッヒ・ニーチェ、 カール・グスタフ・ユングなどがここで学び、あるいは教えた。