スピッツァー宇宙望遠鏡(スピッツァーうちゅうぼうえんきょう、英語: Spitzer Space Telescope、SST)は、アメリカ航空宇宙局 (NASA) が2003年8月にデルタロケットにより打ち上げた赤外線宇宙望遠鏡である。2020年1月までの16年間に渡り運用された。打ち上げ前は、Space Infrared Telescope Facility (SIRTF) と呼ばれていた。 この宇宙望遠鏡は、地球を追いかける形で太陽周回軌道上に存在する人工惑星である。またこの望遠鏡は、ハッブル宇宙望遠鏡、コンプトンガンマ線観測衛星、X線観測衛星チャンドラとならび、グレートオブザバトリー計画のうちの1機である。 望遠鏡の名前の由来となっているのは、1940年代にはじめて宇宙望遠鏡の提案を行ったライマン・スピッツァー Jr.博士である。