ジャパニーズ・ウイスキー(英語: Japanese whisky)とは、日本で生産されるウイスキーである。 日本でウイスキーが作られ始めたのは1870年頃であるが、販売用の生産が開始されたのは1924年のことである(「竹鶴政孝#ジャパニーズ・ウイスキーの誕生」参照)。ジャパニーズ・ウイスキーはスコッチ・ウイスキーに倣って、英語表記の綴りはスコットランド風の "e" を省く表記が用いられている。かつては「ウヰスキー」とも表記された。 ウイスキー文化研究所(東京都渋谷区)によると、日本では2020年春時点で30カ所程度のウイスキーがある。大手酒類メーカー系列だけでなく、ベンチャーウイスキーなど新興の蒸留所(蒸溜所)によるクラフトウイスキーも急増している。ジャパニーズ・ウイスキーの評価や人気が国内外で高まっているため原酒は不足気味で、高額で取引される銘柄もある。 大手としてはサントリースピリッツ(サントリーホールディングス)、ニッカウヰスキー(アサヒグループホールディングス)、キリンディスティラリー(麒麟麦酒)が挙げられる。これらの社ではシングルモルト、ブレンデッドの両方を製造しており、大手各社だけで日本国内のウイスキー市場シェアの90%を占めている。