装甲教導師団(そうこうきょうどうしだん、ドイツ語: Panzer-Lehr-Division)は、第二次世界大戦期のドイツ国防軍の精鋭装甲師団である。1943年以後に、予想されていた連合軍の西ヨーロッパへの侵攻に対して追加の装甲戦力を供給するため、ドイツに駐留して訓練と実演を行う各部隊から編成された。戦車と、機械化歩兵部隊を輸送するための装甲ハーフトラックを完全装備した、唯一の国防軍装甲師団であった。数度の機会、特にコブラ作戦においてほぼ全滅に至るまで戦い、ヨーロッパにおける戦争の終結時には編成当初の姿をほとんど留めていなかった。