灯火管制(とうかかんせい)は、戦時において民間施設および軍事施設・部隊の灯火を管制し、電灯、ローソクなどの照明の使用を制限することである。それにより、敵が状況を把握することを防ぎ、また、夜間空襲もしくは夜間砲撃などの目標となることをなるべく防ぐことを目的としている。その方法は、変電所で送電を止める「中央管制」ないし「統一管制」と、末端の利用者が個別に消灯・遮光を行う「自由管制」ないし「各個管制」とに分けられる。後者では灯火管制中にも電力が供給されるため、生産活動・経済活動・市民生活を継続できるが、管制を徹底するために外部から監視・監督を行う必要がある。