まやかし戦争(まやかしせんそう、英: Phoney War:フォウニー・ウォー)は、第二次世界大戦初期における西部戦線のことを意味する。 1939年9月のドイツ軍によるポーランド侵攻の後、1940年5月のドイツ軍のフランス侵攻まで、ドイツとフランス・イギリスは戦争状態にあったにもかかわらず、膠着状態がおよそ8ヶ月間続き陸上戦闘が皆無に近い状態であったためで、建前だけのいかさま戦争とも言う。ドイツでは座り込み戦争(独: Sitzkrieg :ジッツクリーク)、フランスでは奇妙な戦争(仏: Drôle de guerre :ドロール・ドゥ・ゲール)と呼ばれていた。