日本正教会訳聖書(にほんせいきょうかいやくせいしょ)は、日本ハリストス正教会で祈祷(奉神礼)に用いる聖書。明治期の翻訳で、新約聖書全巻と旧約聖書の部分訳からなる。ロシア人聖職者(のち大主教)ニコライ・カサートキンが翻訳し、日本の漢学者で信者であったパウェル中井木菟麻呂(なかい・つぐまろ)が助手を務めた。 漢文訓読調に近い文体で訳されているのは、他の日本正教会における祈祷書と共通している。旧約と新約を全部1冊にまとめたものは未だ刊行されていない。 現在の日本のキリスト教で、奉神礼(礼拝)に教派全体で公式に使用されている文語訳聖書は、日本正教会訳のみである。 ただし、文語の聖書を現代人がそのまま読むのは難しいということは日本ハリストス正教会教団自身も認めており、少なくとも一般信徒の日常的な学びについては新共同訳聖書や口語訳聖書を用いることを推奨している。

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  • 日本正教会訳聖書(にほんせいきょうかいやくせいしょ)は、日本ハリストス正教会で祈祷(奉神礼)に用いる聖書。明治期の翻訳で、新約聖書全巻と旧約聖書の部分訳からなる。ロシア人聖職者(のち大主教)ニコライ・カサートキンが翻訳し、日本の漢学者で信者であったパウェル中井木菟麻呂(なかい・つぐまろ)が助手を務めた。 漢文訓読調に近い文体で訳されているのは、他の日本正教会における祈祷書と共通している。旧約と新約を全部1冊にまとめたものは未だ刊行されていない。 現在の日本のキリスト教で、奉神礼(礼拝)に教派全体で公式に使用されている文語訳聖書は、日本正教会訳のみである。 ただし、文語の聖書を現代人がそのまま読むのは難しいということは日本ハリストス正教会教団自身も認めており、少なくとも一般信徒の日常的な学びについては新共同訳聖書や口語訳聖書を用いることを推奨している。 (ja)
  • 日本正教会訳聖書(にほんせいきょうかいやくせいしょ)は、日本ハリストス正教会で祈祷(奉神礼)に用いる聖書。明治期の翻訳で、新約聖書全巻と旧約聖書の部分訳からなる。ロシア人聖職者(のち大主教)ニコライ・カサートキンが翻訳し、日本の漢学者で信者であったパウェル中井木菟麻呂(なかい・つぐまろ)が助手を務めた。 漢文訓読調に近い文体で訳されているのは、他の日本正教会における祈祷書と共通している。旧約と新約を全部1冊にまとめたものは未だ刊行されていない。 現在の日本のキリスト教で、奉神礼(礼拝)に教派全体で公式に使用されている文語訳聖書は、日本正教会訳のみである。 ただし、文語の聖書を現代人がそのまま読むのは難しいということは日本ハリストス正教会教団自身も認めており、少なくとも一般信徒の日常的な学びについては新共同訳聖書や口語訳聖書を用いることを推奨している。 (ja)
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  • 日本正教会訳聖書(にほんせいきょうかいやくせいしょ)は、日本ハリストス正教会で祈祷(奉神礼)に用いる聖書。明治期の翻訳で、新約聖書全巻と旧約聖書の部分訳からなる。ロシア人聖職者(のち大主教)ニコライ・カサートキンが翻訳し、日本の漢学者で信者であったパウェル中井木菟麻呂(なかい・つぐまろ)が助手を務めた。 漢文訓読調に近い文体で訳されているのは、他の日本正教会における祈祷書と共通している。旧約と新約を全部1冊にまとめたものは未だ刊行されていない。 現在の日本のキリスト教で、奉神礼(礼拝)に教派全体で公式に使用されている文語訳聖書は、日本正教会訳のみである。 ただし、文語の聖書を現代人がそのまま読むのは難しいということは日本ハリストス正教会教団自身も認めており、少なくとも一般信徒の日常的な学びについては新共同訳聖書や口語訳聖書を用いることを推奨している。 (ja)
  • 日本正教会訳聖書(にほんせいきょうかいやくせいしょ)は、日本ハリストス正教会で祈祷(奉神礼)に用いる聖書。明治期の翻訳で、新約聖書全巻と旧約聖書の部分訳からなる。ロシア人聖職者(のち大主教)ニコライ・カサートキンが翻訳し、日本の漢学者で信者であったパウェル中井木菟麻呂(なかい・つぐまろ)が助手を務めた。 漢文訓読調に近い文体で訳されているのは、他の日本正教会における祈祷書と共通している。旧約と新約を全部1冊にまとめたものは未だ刊行されていない。 現在の日本のキリスト教で、奉神礼(礼拝)に教派全体で公式に使用されている文語訳聖書は、日本正教会訳のみである。 ただし、文語の聖書を現代人がそのまま読むのは難しいということは日本ハリストス正教会教団自身も認めており、少なくとも一般信徒の日常的な学びについては新共同訳聖書や口語訳聖書を用いることを推奨している。 (ja)
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