コミュニオン(英語: Communion)は、ギリシャ語の"κοινωνία"(現代ギリシャ語:キノニア、古典ギリシャ語再建音:コイノーニア)の訳語としての、ラテン語の"communio"(コムニオ)を語源とする英語の語彙からの片仮名による転写。 大きく分けて以下二つの語義がある。 1. * 交わり。信徒の間のキリストにおける信徒の生活。教会組織間に一定の関係があることを示す際にも用いられる。 2. * 聖餐(陪餐・聖体拝領・領聖)。主の晩餐(聖餐式・ミサ・聖体礼儀)においてキリストの体と血となったパンと葡萄酒に与ること。 英語などでは一単語で言い表されるが、日本語においては上記二つの語義それぞれに異なる訳語が使われるケースが多い。また、教派ごとにも様々な異なる訳語がある。その術語としての複雑性から、本記事名を英語から転写したものとしたが、どの教派においても「コミュニオン」が一般的な用語である訳ではなく、むしろ使用例が稀な教派もある(日本正教会など)。