愛知電気鉄道電6形電車(あいちでんきてつどうでん6がたでんしゃ)は、名古屋鉄道(名鉄)の前身事業者の一つである愛知電気鉄道が、1924年(大正13年)から翌1925年(大正14年)にかけて導入した電車(制御電動車)である。 先行して導入された電5形に類似した木造車体を備えるが、高速運転を前提とする高規格路線として当時建設が進められていた豊橋線(後の名鉄名古屋本線の一部)の延伸開業を控え、主電動機出力の向上など性能面での改良が行われた。電6形は両年度にわたって計14両導入され、仕様の相違から1924年(大正13年)導入分の5両(デハ1060 - デハ1064)が「電6形 大正13年型」、1925年(大正14年)導入分の9両(デハ1066 - デハ1074)が「電6形 大正14年型」と、それぞれ導入年度の年号を付した形式称号で区分された。 1927年(昭和2年)11月に、電6形 大正13年型はデハ1060形、電6形 大正14年型はデハ1066形と、記号番号はそのままに形式称号のみを改めた。さらに1935年(昭和10年)8月の愛知電気鉄道と名岐鉄道との合併による現・名古屋鉄道(名鉄)の発足を経て、前者はモ1060形、後者はモ1070形の形式・記号番号が付与され、1959年(昭和34年)まで運用された。

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  • 愛知電気鉄道電6形電車(あいちでんきてつどうでん6がたでんしゃ)は、名古屋鉄道(名鉄)の前身事業者の一つである愛知電気鉄道が、1924年(大正13年)から翌1925年(大正14年)にかけて導入した電車(制御電動車)である。 先行して導入された電5形に類似した木造車体を備えるが、高速運転を前提とする高規格路線として当時建設が進められていた豊橋線(後の名鉄名古屋本線の一部)の延伸開業を控え、主電動機出力の向上など性能面での改良が行われた。電6形は両年度にわたって計14両導入され、仕様の相違から1924年(大正13年)導入分の5両(デハ1060 - デハ1064)が「電6形 大正13年型」、1925年(大正14年)導入分の9両(デハ1066 - デハ1074)が「電6形 大正14年型」と、それぞれ導入年度の年号を付した形式称号で区分された。 1927年(昭和2年)11月に、電6形 大正13年型はデハ1060形、電6形 大正14年型はデハ1066形と、記号番号はそのままに形式称号のみを改めた。さらに1935年(昭和10年)8月の愛知電気鉄道と名岐鉄道との合併による現・名古屋鉄道(名鉄)の発足を経て、前者はモ1060形、後者はモ1070形の形式・記号番号が付与され、1959年(昭和34年)まで運用された。 以下、本項では電6形に属する車両群を「本形式」と記述し、また本文中にて電6形 大正13年型あるいは電6形 大正14年型の区分が必要となる場合は「電6形」を省略して「大正13年型」「大正14年型」と記述する。 (ja)
  • 愛知電気鉄道電6形電車(あいちでんきてつどうでん6がたでんしゃ)は、名古屋鉄道(名鉄)の前身事業者の一つである愛知電気鉄道が、1924年(大正13年)から翌1925年(大正14年)にかけて導入した電車(制御電動車)である。 先行して導入された電5形に類似した木造車体を備えるが、高速運転を前提とする高規格路線として当時建設が進められていた豊橋線(後の名鉄名古屋本線の一部)の延伸開業を控え、主電動機出力の向上など性能面での改良が行われた。電6形は両年度にわたって計14両導入され、仕様の相違から1924年(大正13年)導入分の5両(デハ1060 - デハ1064)が「電6形 大正13年型」、1925年(大正14年)導入分の9両(デハ1066 - デハ1074)が「電6形 大正14年型」と、それぞれ導入年度の年号を付した形式称号で区分された。 1927年(昭和2年)11月に、電6形 大正13年型はデハ1060形、電6形 大正14年型はデハ1066形と、記号番号はそのままに形式称号のみを改めた。さらに1935年(昭和10年)8月の愛知電気鉄道と名岐鉄道との合併による現・名古屋鉄道(名鉄)の発足を経て、前者はモ1060形、後者はモ1070形の形式・記号番号が付与され、1959年(昭和34年)まで運用された。 以下、本項では電6形に属する車両群を「本形式」と記述し、また本文中にて電6形 大正13年型あるいは電6形 大正14年型の区分が必要となる場合は「電6形」を省略して「大正13年型」「大正14年型」と記述する。 (ja)
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  • 愛知電気鉄道電6形電車(あいちでんきてつどうでん6がたでんしゃ)は、名古屋鉄道(名鉄)の前身事業者の一つである愛知電気鉄道が、1924年(大正13年)から翌1925年(大正14年)にかけて導入した電車(制御電動車)である。 先行して導入された電5形に類似した木造車体を備えるが、高速運転を前提とする高規格路線として当時建設が進められていた豊橋線(後の名鉄名古屋本線の一部)の延伸開業を控え、主電動機出力の向上など性能面での改良が行われた。電6形は両年度にわたって計14両導入され、仕様の相違から1924年(大正13年)導入分の5両(デハ1060 - デハ1064)が「電6形 大正13年型」、1925年(大正14年)導入分の9両(デハ1066 - デハ1074)が「電6形 大正14年型」と、それぞれ導入年度の年号を付した形式称号で区分された。 1927年(昭和2年)11月に、電6形 大正13年型はデハ1060形、電6形 大正14年型はデハ1066形と、記号番号はそのままに形式称号のみを改めた。さらに1935年(昭和10年)8月の愛知電気鉄道と名岐鉄道との合併による現・名古屋鉄道(名鉄)の発足を経て、前者はモ1060形、後者はモ1070形の形式・記号番号が付与され、1959年(昭和34年)まで運用された。 (ja)
  • 愛知電気鉄道電6形電車(あいちでんきてつどうでん6がたでんしゃ)は、名古屋鉄道(名鉄)の前身事業者の一つである愛知電気鉄道が、1924年(大正13年)から翌1925年(大正14年)にかけて導入した電車(制御電動車)である。 先行して導入された電5形に類似した木造車体を備えるが、高速運転を前提とする高規格路線として当時建設が進められていた豊橋線(後の名鉄名古屋本線の一部)の延伸開業を控え、主電動機出力の向上など性能面での改良が行われた。電6形は両年度にわたって計14両導入され、仕様の相違から1924年(大正13年)導入分の5両(デハ1060 - デハ1064)が「電6形 大正13年型」、1925年(大正14年)導入分の9両(デハ1066 - デハ1074)が「電6形 大正14年型」と、それぞれ導入年度の年号を付した形式称号で区分された。 1927年(昭和2年)11月に、電6形 大正13年型はデハ1060形、電6形 大正14年型はデハ1066形と、記号番号はそのままに形式称号のみを改めた。さらに1935年(昭和10年)8月の愛知電気鉄道と名岐鉄道との合併による現・名古屋鉄道(名鉄)の発足を経て、前者はモ1060形、後者はモ1070形の形式・記号番号が付与され、1959年(昭和34年)まで運用された。 (ja)
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  • 愛知電気鉄道電6形電車 (ja)
  • 愛知電気鉄道電6形電車 (ja)
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  • 愛知電気鉄道電6形電車大正13年型・大正14年型 (ja)
  • 愛知電気鉄道電6形電車大正13年型・大正14年型 (ja)
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