『天皇の世紀』(てんのうのせいき)は、大佛次郎の歴史小説、およびその映像化作品。1967年1月1日から1973年4月25日まで「朝日新聞」朝刊に連載され、朝日新聞社で刊行した。 祐宮(後の明治天皇)誕生、ペリーの黒船来航から戊辰戦争に至るまでの激動の幕末維新の時代を膨大な歴史資料を駆使して描いた作品。作者のライフワークとなったが、休載直後の1973年4月30日に死去し未完作となった。大佛は絶筆となった回の原稿末尾に「病気休載」と記した。 映像化は二部構成で、第一部の1971年9月4日から11月27日まではテレビドラマが、第二部の1973年10月7日から1974年3月31日までは、伊丹十三によりテレビドキュメンタリーで朝日放送制作(当時TBS系列)で放送された。