名鉄デニ2000形電車(めいてつデニ2000がたでんしゃ)は、名古屋鉄道(名鉄)が1953年(昭和28年)に導入した荷物輸送用の電車(荷物電車)である。 デニ2000形は荷物電車代用として運用されていたモ3250形(初代)の主要機器を流用し、荷物電車(荷電)として専用設計された車体を新製したもので、一形式1両(デニ2001)のみが在籍した。太平洋戦争前後の名鉄において客貨合造構造の車両は複数存在したものの、荷物輸送専用車両はデニ2000形が唯一の存在であり、1969年(昭和44年)まで運用された。