同和教育(どうわきょういく)とは、日本の教育全般において、部落差別を解消するために行われる教育を指す行政用語である。 歴史的には、学力保障のために同和地区の児童生徒に対して行われた教育であり、近年では対象を同和地区住民に限定する事なく、部落問題解消を目的として行われる日本国民全体への人権啓発教育を主に指すようになった。 なお、「同和」という語が「同胞融和(どうほうゆうわ)」(→融和運動)という標語に起源を持つことから、部落解放同盟の立場からはこれを現代の「国民主権」と相反する「天皇制的造語」とみなして使用せず、「解放教育」(かいほうきょういく)の語を使用している。