部落の起源論争(ぶらくのきげんろんそう)は、被差別部落の起源、形成史に関わる学術的、政治的論争を指す。非人については、書物での初見が謀反を起こした貴族とされていることなどもあって起源について大きな争いはなく、特に穢多(えた・えった)差別に関して議論されている。 部落問題は、日本史や日本社会の重要なテーマであるが、近世から近現代にかけての被差別民や、その集住地である被差別部落の起源に関しては未だに定説がなく、論争が続いている。また実証研究による学術的な知見と社会問題解決における政治的な立場でも見解の差が大きい。