台北の歴史(たいぺいのれきし)は台湾台北地方の歴史を概説する。一般に台北の歴史は1709年にがの開墾に着手した時点を以って開始とするが、1884年の台北城の設置を持って開始とする見解も存在している。しかし考古学の視点から捉えれば数千年前に市内の円山とに先史文化が存在しており、またこれ以外にも数か所で遺跡が発見されたは、17世紀にで活動していた平埔族との関連性が指摘されている 1654年に作成された『』及びその他文献により、17世紀中期は大部分が湿地であった台北地区は、少数の平埔族社以外の集落は存在しておらず、18世紀に中国大陸の福建及び広東から移民が流入するまではケタガラン族が主体となって文化を築いていた。しかし移民の増加と械鬥及び漢化によりその勢力は次第に消滅していった。やがて移民が中心となった台北は清朝統治時代になると文献史料に登場してくることとなったのである