南海21000系電車(なんかい21000けいでんしゃ)は、かつて南海電気鉄道に在籍していた一般車両(通勤形電車)。登場当時は21001系を称していた。 なお、本稿では、旧形車から機器を流用した同形車の21201系電車についても記述する。 高野線山岳区間への直通運転(大運転)対応車として、初めてカルダン駆動を採用した車両である。現行の2000系・2300系へと連なる「ズームカー」の系譜の嚆矢となった。増備車であり、南海線7100系と類似する直線基調のデザインに改められた22000系との対比から、「丸ズーム」と呼ばれていた。