出身成分(しゅっしんせいぶん)とは、現代の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)における階層制度およびその階級を指す語である。「住民成分(じゅうみんせいぶん)」もしくは単に「成分」と呼ぶこともある。本人の出自や思想動向などによって分類された「身分」とそれにもとづく統治制度。身上調書にあたる「成分調査書」によって決められる。北朝鮮における「出身成分」は、社会生活の基本となっているうえ、西側自由主義社会では想像もつかないほど本人の運命を決定的に左右する。