背乗り(はいのり)、這い乗り(はいのり)とは、工作員や犯罪者などが正体を隠すために、実在する他人の身分・戸籍を乗っ取って、その人物に成りすます行為を指す警察用語。英語圏の機関の間で「legalization(合法化)」と呼ばれ、日本国内では、旧ソビエト連邦(現、ロシア連邦)や北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の工作機関によって行われてきた。その際、日本人と見た目では区別のつきにくい東アジア人が乗り代わる人物とし採用された。日本で北朝鮮工作機関が「背乗り」を行う場合、対象者の選定は、在日朝鮮人の補助工作員が北朝鮮本国からの指示を受けて行うことが多かったと指摘されている。