メクレンブルク(Mecklenburg, ドイツ語発音: [ˈmeːklənbʊʁk, ˈmɛklənbʊʁk], 低地ドイツ語: Mękelborg)は、ドイツ北部の歴史的な地域で、連邦州であるメクレンブルク=フォアポンメルン州の西部の大部分を占めている。この地域における主要な都市はロストック、シュヴェリーン、ノイブランデンブルク、ヴィスマール、ギュストローなどがある。 メクレンブルクという名前は、シュヴェリーンとヴィスマールの間に位置する「メクレンブルク城 (Mikilenburg)」(古ザクセン語で 「大きな城」、これを近代ラテン語またはギリシャ語に逐語訳したものが「メガロポリス (Megalopolis)」である)に由来している。スラヴ諸語でも同じく「大きな城」を意味する「ヴェリグラード (Veligrad)」の名で知られる。この城は、家系がメクレンブルク=シュヴェリーンとメクレンブルク=シュトレーリッツに二分されるまで、メクレンブルク家に代々受け継がれてきた。 メクレンブルクでは、低地ドイツ語の語彙および音韻の特徴が多く受け継がれている。 この地域の住民の呼称は「メクレンブルギッシュ (mecklenburgisch)」で、住人は「メクレンブルガー (Mecklenburger)」と呼ばれる。