ベルガモ(イタリア語: Bergamo)は、イタリア共和国ロンバルディア州中部にある都市で、その周辺地域を含む人口約12万人の基礎自治体(コムーネ)。ベルガモ県の県都。 ミラノの北東約40km、アルプスの麓に位置する。市街は、丘の上の旧市街チッタ・アルタ(上の町)と、丘の下の新市街チッタ・バッサ(下の町)からなる。城壁に囲まれたチッタ・アルタには、中世の面影を残す景観や多くの文化財がある。整然と作られたチッタ・バッサは、19世紀以降商工業の中心として発展した。 ベルガモは、西欧内陸の歴史的な郵便の拠点であった。中世、ベルガモ飛脚と呼ばれる郵便業者を組織したトゥルン・ウント・タクシス家は、郵便網を発展させ、近代郵便の原点ともされるライヒスポスト(神聖ローマ帝国の郵便事業)を管掌した。 2017年、旧市街の一部が「ベルガモの要塞都市」として世界遺産「16世紀から17世紀のヴェネツィアの防衛施設群:スタート・ダ・テッラと西スタート・ダ・マール」の一部として登録された(ID1533)。