ブリタンニア(ラテン語: Britannia)は、古代ローマがグレートブリテン島南部に設置した属州の一つ。また属州の置かれた島(現在のグレートブリテン島)とその周辺の小群島をも指す。住民は主にケルト系ブリトン人で、属州化以降ローマ人やガリア人、ゲルマン人が主に兵士として渡来した。ローマの支配は43年から410年まで及び、現在のイングランド南部を中心にローマ化が進んだ。五賢帝の一人ハドリアヌスが北部からの異民族の侵攻を食い止めるために築いたハドリアヌスの長城が有名である。