シャン族(シャンぞく、ビルマ語: ရှမ်းလူမျိုး ビルマ語発音: [ɕœ́n lùmjó] シャン・ルーミョー; 大タイ族)は、インドシナ半島に広がっているタイ系諸族の1つで、タイ国のタイ人を構成する小タイ族(シャム人)などと同系の民族である。シャン (Shan) 、タイ・ヤイ (Thai-yai) 、パイ・イ (Pai-y) ともいわれ、中国人はこれを擺夷・白夷とも呼んでいる。一般にはミャンマーのシャン州の平地に住んでいるシャン人をさしている。人種は(新モンゴロイドの一種)と(古モンゴロイドの一種)の混血である。 なおシャンとはタイ族を呼ぶために外国が用いていたシャムの語がビルマ語風に訛ったものである。 ちなみにタイ王国内における標準タイ語ではシャン族のことを主にタイ・ヤイ (大タイ族、タイ語: ไทใหญ่) と呼ぶ。また、ギアオ (タイ語: เงี้ยว)、タイ・ルワン (タイ語: ไทยหลวง) などの呼称もある。