オトク(モンゴル語: Otoγ)とは、主にモンゴルの北元時代に用いられた社会集団の名称。 オトクの前身はチンギス・カンの制定した千人隊制度であるが、北元時代のオトクは「千人隊(ミンガン)」の血縁的紐帯が解消され、地縁的集団として構成された点に特徴があった。オトクは北元時代の基本的な社会的経済的単位であり、北元時代の遊牧部族=「トゥメン(万人隊)」は複数のオトクによって構成されていた。