し尿処理施設(屎尿処理施設、しにょうしょりしせつ)とは、屎尿および浄化槽汚泥等を処理し、公共用水域へ放流するための施設のことで、廃棄物処理法に定める一般廃棄物処理施設として、糞尿、汚泥(ディスポーザー排水処理設備により発生する汚泥を含む)を処理の対象とし、市町村や行政組合などが設置、管理する。「屎」が常用漢字に含まれていないため、このような表記となっている。 水質汚濁防止法の特定施設であり、その場合は501人(特定地域においては、201人)以上のし尿浄化槽が含まれる。また、ある程度の処理(下水道放流基準に適合する水質)を行ったのち、下水道へ排除(放流)しているケースもある。し尿処理施設をリニューアルするなどで整備が始まったでは、その他の有機廃棄物も対象に含める。 日本独特の施設で、少なくとも1945年(昭和20年)まで他国には無かったという。