I号戦車(いちごうせんしゃ、Panzerkampfwagen I、パンツァーカンプ(フ)ヴァグン アイン(ツ))は、ドイツが第一次世界大戦後、初めて量産した豆戦車(5トン級)である。 訓練および生産技術の習得のための軽量・簡易な豆戦車として開発されたが、本来の実戦用戦車であるIII号、IV号の数が揃わず、第二次世界大戦開戦直後のポーランド侵攻作戦など、II号と共に実戦に投入された。 後に、全く別設計の「新型(neuer Art、n.A.、ノイアー・アーチ)」(C型)や「強化型」(F型)も、少数生産された。 重量的に、本車を軽戦車に分類するのも可。当のドイツ自身は、I号戦車を基にした輸出用戦車を、「ライヒター・カンプ(フ)ヴァグン」(「軽戦車」の意)と呼称しているので、I号戦車のことも「軽戦車」と認識していたと考えられる。